
鞍馬寺のウエサク祭とは?
京都・鞍馬寺で行われる「五月満月祭(ウエサク祭)」。
今年2025年は5月12日(月曜)に行われます。
5月の満月は、すべてのものの目覚めのために、天界から強いエネルギーが降り注ぐと言われています。
またお釈迦様の誕生、悟り、入滅の日がすべて5月の満月だったらしく、ヒマラヤ山中や東南アジアでお同様の儀式があるそうです。
そんな5月の満月。
鞍馬山に祀られている尊天に、人類のめざめと世界平和を願って毎年たくさんの人が山上に集います。
【尊天】
次の三身一体で表されます。
●月輪の精霊(千手観世音菩薩):愛
●太陽の精霊(毘沙門天王):光
●大地の霊王(護法魔王尊):力
そして参加者の祈りとともに金剛床(こんごうしょう)に並べられた「心のともし灯」はとても幻想的
【金剛床】
本殿金堂の前にある六芒星の形をした石が敷き詰められている場所。
中心に立つと、宇宙のエネルギ―を感じることができると言われています。
満月に照らされたこの特別な空間の中、自身のエネルギーがチャージされていくような感覚です。
※私は2023年開催時に参加しました。始めから参加したわけではないので鞍馬寺のサイトも参考。またその後、日中にも訪れたのでここにレポートを書いてみました。
アクセスや当日の様子が参考になれば幸いです。

ウエサク祭のタイムスケジュール
16時以降、本殿内への立ち入りが制限され、境内では祭りの準備が始まります。
なお「お力の宝棒」護符・「心のともし灯」の授与は、明水授与が始まる時間までとなります。


19時、いよいよ法会がスタート。本殿からの聖なる火が「心のともし灯」に分けられ、参加者の手に渡ります。灯火は金剛床へ運ばれ、光の曼荼羅が形成されていきます。
20時半~、明水(満月に捧げた水)が授与され、祈りの心を皆で分かち合います。
21時半、終了予定
飲食物・ジャンバーなどあたたかいはおりもの・懐中電灯・レジャーシートや折りたたみ椅子があれば、待ち時間や道中を快適に過ごせます。
またお手洗いは混み合いますので、早めのご利用をオススメします。
鞍馬寺へのアクセス
鞍馬駅まで
出町柳駅から叡山電車に揺られ、鞍馬駅へ。
途中「もみじのトンネル」では速度を落としてくれるので、美しい新緑を楽しむことができます。
鞍馬寺の近隣には駐車場もありますが、混み具合が読めないので電車をオススメします。

鞍馬駅から山門へ
鞍馬駅からおよそ徒歩5分で山門に到着。
駅に降り立つと、鞍馬寺の歴史案内や大きな天狗の像があり、観光気分が盛り上がります
ちょっとしたお土産屋さんや飲食店も点在しています。


山門からケーブルカー乗り場
山門で入山料(高校生以上500円)を支払い、3分ほど歩いてケーブルカー乗り場へ。
2分ほどケーブルカーに乗り、さらに10分歩いて鞍馬寺本堂(ウエサク祭の会場)に到着。
この10分が歩きなれていない人にはハードかも💦
くれぐれも歩きやすい靴で行きましょう!
ちなみにケーブルカーを使わなければ、徒歩30分ほど。
帰りはケーブルカーの最終便に間に合わなかったため、徒歩で下山。下りなのでそれほどしんどさは感じられませんでした。


金剛床(六芒星)は最強のパワースポット
「心のともし灯」はこの六芒星の形にそって並べられます(ページのトップ画像ご参照)。
ここの真ん中に立つことで、宇宙のエネルギーを感じることができるそうです。
【立ち位置は六芒星の真ん中⁉】
真ん中にある三角を「踏んだ方がいい」とか「神聖な場所だから踏んではダメ」とかいろんな意見があります。結論はやはり「踏まない方がいい」と思います。
三角を踏まなくても、この場所に居てるだけで清々しい気持ちになります
【エネルギーを受け取るポーズは必要⁉】
これも決まりはないので、ご自身が気持ちよく受け取れる姿勢でいいかと思います。
ちなみにヨガ講師として「背骨はエネルギーの通り道」と教えているので、背筋をのばし頭頂からエネルギーが流れていくのを意識してみてください

【まとめ】スピリチュアルが苦手でもリラックス♪
いかがでしたでしょうか?
スピリチュアル的なことが苦手な人も、ぜひ一度訪れてみてください。
実は私の家族はスピリチュアルが苦手。でも一緒に訪れ「空気が清々しくて気持ちいい」と言ってました
新緑が美しく、色とりどりの花が咲く5月。
少しあたたかくなり、夏にむかって自然界の命が輝きだす満月の夜、心静かに自分と向き合う贅沢な時間を楽しんでみてくださいね!